休職中ケアマネのゆるい暮らし

46歳男性既婚ケアマネがいろいろあって適応障害の診断を受けて仕事を休んで家にいる日常を綴ります。男性でそこそこがんばってきて、そこそこの年齢で、いったん立ち止まった人と共感できればいいなと思います。

家のことを見直してみたよ(和室編3)

昨日畳が完成して来ました。やっぱり畳屋さんが鬼のような手際の良さで6枚の畳があるべき場所に収められました。

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この畳の下に隠し穴があるとは誰も思うまい
畳をはがした時に現れたナゾの穴の件ですが掘りゴタツのある暮らしが夢だったわたしは見積りを出してもらったのですが、掘りごたつの部材だけで20万円でそれに配線工事代とか含めると25万を超えるとのことだったので、今のわれわれにはゼイタクだと判断し今回は掘りごたつは見送ることにしました。畳の下の穴は外敵から襲われたときの逃げ道として使うことにする、とヨメに話しましたが「いったいぜんたい誰があなたを襲うのかそんな暗殺されるような要人なのか」のようなことを言われ憤慨し「わかってないな・・・」と思ったため、これ以上この話はしないことにしました。

とにかく障子の張り替えふすまの張り替え畳の表替えと続く、17年もほったらかしにしていた和室の見直しアクションはこれにてひと段落とすることにします。

家のことを見直してみたよ(断捨離編)

9月はなぜか家のことをいろいろやりたくなってしまったので、いろいろ片付けているのですが、今回は断捨離をまとめて書こうと思います。本当に多いのが本・雑誌類で、捨てようとくるくるヒモでゆわえてみてからふとこれって売れないかなと思いメルカリに挑戦してみました。アプリをダウンロードして売りたいもののバーコード読み込んで値段つけたらもう出品できました!読み込めないバーコードもあるのですがいろいろ初心者向けのチュートリアルもあったりしてめっちゃハードル低いですね!CMにタモリを使ったりして、あの世代がターゲットなのかなと思いきやぼくでも十分できそうでした。出品した瞬間にもう「みたよ」されたりして、業者として使っている人も相当数いるのかなと思いました。

介護職をやっていたので「おはよう21」という月刊誌を購読していたのですが、たとえば2016年の12冊セット2500円とかで売りに出すと次の日には売れました。ゴミとして出そうとしていたものが、です!介護雑誌なので内容は時間が経っても色褪せるものではないということが大きいのかもしれませんが、このレスポンスの速さは仰天しました。その売り上げ2500円からメルカリに10%250円取られ、そこから送料が800円ほどかかるので手元にはいくらも残りませんでしたがその成功体験と、何よりその物がゴミではなく、日本のどこかの誰かのために生かされるということは何にも代え難い喜びを感じました。もちろんお金は欲しかったですが、そのことがわたしにとっては嬉しかったのです。

メルカリにハマった私はもう使わなくなったデジカメや、ディズニーのレアなグッズや未使用の食器やらなにやらをガンガンに売りまくりました。我が家は郵便局とクロネコヤマトの営業所が近く、発送手続きがしやすかったのも幸いしました。そこで気づいたのは単価が大きくないと儲からないということ。送料は売り主負担か買い主負担か選べましたがやはり売り主負担の方が売れやすいですし、送料の負担と10%の手数料が大きいので、少額の商品を繰り返し売ってもなかなか仕事として成立させるのは本当に工夫が必要だなあと思いました。逆に繰り返し必ず売れる商材を見つけられたら単価が小さくても薄利多売できるので、商売として成り立つかもしれないと思いました。とにかく我が家の一見不要なものは少しずつ私の手元を離れ、たまに買い手さんから感謝のメッセージなど頂いたりして、どこかの誰かのもとで有意義な第二の人生を歩むことになったのですめでたしめでたし。

実家のことも見直してみたよ(切手編)

自宅から車で10分ほどのところに両親が住んでいます。父が82、母が77歳なのですが、その年代の人が若いころに切手収集ブームがあったらしく、母はその頃に買い集めた切手シートをアルバム5冊ほどに収め後生大事に今まで生きてこられたわけです。が、歳も歳だしそろそろなんとかしようと思ったらしく近所の金券屋に持ち込んだところ額面50円以下は買い取り不可で、50円以上でもミミがついてシートのもののみで50%で引き取る、バラのものは引き取り不可、とのことで憤慨して帰って来たそうです。

見ると2円だの5円だの7円だのと、こりゃカウントするのも手間がかかり引き取らないだろうなあという切手オンパレードでした。そこで親孝行な息子(私のことですが)は、切手の下取りに強そうな店を探すことにしました。自宅に来て査定してくれる業者もあるようですが、ネットを見るとあまりいい評判を見ないので、ちゃんと店を構えている業者さんを何店か探し、母と切手を連れて出かけることにしました。

いざ出かける時になって実は・・・と母が切手のほかに未使用の黄ばんだ古いはがき、未使用のテレフォンカード(知ってる?)15枚、未使用のメトロカード(知ってる?)1枚、鼈甲のメガネ、朝鮮人参酒、クルーガーランド金貨、パンダ金貨、古銭など出るわ出るわ・・後出しジャンケンの山を買い物カゴにいっぱい詰めて差し出して来ました。さすが長い間生きていると将来使うだろう、将来のために備えなければという心配の塊をもっているものですね、ぜんぜん切手だけじゃないじゃん・・・と半ば呆れながら出発しました。

一軒目は大きなショッピングモールの片隅にひっそりと店を構えているところで、やはり50円以下の切手はレートが低く30%、50円以上でシートなら60%、バラは引き取らないとのことでした。あまりにあんまりだとのことで切手は手放さず、他のものを査定してもらうことになりました。朝鮮人参酒は薬事法の関係で薬剤師がいないと引き取れず、古銭は状態が悪すぎて引き取れず、金貨は土壇場で手放したくなくなって手放さず、あと鼈甲のメガネはさすが3万円、テレフォンカードは額面500円が未使用で1枚300円で15枚で4500円で引き取られ、34500円を受け取って店を出ました。一軒目の戦果としてはまずまずとお互いうなずき合い二軒目の地元密着型の何十年もやっているような店に向かいました。

そこは狭い雑居ビルの半地下の一室でおじさん1人でやっている店で、我々が入ろうとするとドアをあけて迎えてくれ、重いアルバムの入った買い物かごを受け取ってくれようとするような、かんじの良い第一印象でした。その店の中は骨董品が所狭しと並べられ、一見雑然としていました。システムとしては額面関係なく60%で引き取るとのことだったので、もうそこで切手を手放すことにし、おじさんは集計作業を始めました。

はじめはおじさんの仕事に手を出してはいけないものと思い見ていましたが、すでに14時を過ぎており、開始2分ほどでこれは今日中に終わらないものと思い手伝いを申し出、母と私と3人での集計作業に切り替えることになりました。母が切手の枚数と額面を読み上げ、おじさんが掛け算して集計し、私には電卓とメモ帳を渡され1人で集計しました。黙々と業者のような集計作業が続きある種の連帯感が感じられる時間が過ぎ、ようやく作業が終わってもう3時半で、全員が普段使わない脳を使ってヘトヘトの状態でした。

集計の結果、買い取り額は89,000ほどで、おじさんは私ひとりで行った集計作業を疑うこともなく、駐車場代としてキリよく90000円としてくれ、気持ちよく店を出ることができました。

帰りの道中、今はまだとにかく意思疎通ができこうやって終活ができるけれど、みんな多かれ少なかれこういう財はもっているはずで、その多くは遺品整理として十把一絡げにされてしまうに違いない、母としては結婚前から50年以上も暖めていた切手が、ある程度納得できる形で、今回とりあえず切手だけでも整理できてよかったよかった、と話しながら帰りました。

まだまだやること、処分すべき財はあるかもですが親はなかなか手の内を明かさないので、とりあえず切手だけでも一区切りできてよかったです。

気力がなくなっていく

昨日は23時に寝て今朝8時に起きました。口を開けて寝ていたのか喉が乾燥して声がガラガラ。外は小雨が降っていますが、リビングの窓一枚外では隣の土地で家を建てる作業をしており、材木を叩く音や職人さんの気配を感じて落ち着かない朝です。天気が下り坂なのが原因なのか、それともあさっての心療内科受診がゆううつなのかなにもやる気が起きません。食事を摂る気も起きません。嫁が用意してくれるのでなんとか食べるだけです。動かさないので体がどんどん重く、固くなっていいきます。調子がいい時は家の片付けやらできるのになあ。

前回心療内科受診時に、医師から復帰に向けて会社に連絡をとってみたら、との指示があり上司にラインをしてみたところ、ゆっくり復帰の道を考えましょうとの返事がきてちょっとホッとして、でも定期てきに連絡をするのがしんどいのです。傷病手当の手続きを会社にお願いしなければならないので、会社に連絡するのは義務なのですが、ラインしても嫌味を言われたりはしないと思うのですが、モヤモヤして二の足を踏んでしまうのです。

上司や一緒に働くひとが嫌いなわけではないと思います。むしろ仕事を教えてくれたり時間をとってくれたりいい人たちです。そもそも合わない人はいても悪い人ってそうはいないと思いませんか。前の職場で辛かったのは仲間がいなかったこと、雑談をできる仲間がいなかったことだけです。心療内科の受診の時に「そろそろ会社に連絡を取ってみたら?」と言われるのが負担なのです。このところ行くたびに勧められるのがしんどいんです。家の用事をいろいろやっていたし、自分自身でもそろそろ現実と向き合ってもいい頃かなと思い、意を決して会社と連絡をとってみるんですが、それが低調のきっかけっぽいです。休んでいる負い目といつかは今後どうするのか決めなければいけないという現実とがせめぎ合っています。ケアマネって1人で担当を何十人も持つので、担当の替えが効かない仕事です。1週間とか休んで海外旅行とか絶対行けないと思います。今回の休職は担当が少なく引き継いで間もない時期だったので、まだ周りへの傷が浅かったかもしれないけれど、迷惑をかけたことは事実です。本当にケアマネとしてやっていくなら周りに迷惑をかけずちゃんと腹を据えてやっていきたい、でもその決心がまだつかないんです。ケアマネの職場は望んで行ったものですが、ぼくには合わなかったということなんでしょうか。何年も時間をかけて資格を取ったけれど合わなかったということでしょうか。多分その通りなんでしょうが、今はなにもやりたくないし決めたくありません。これって甘えなんでしょうが、少なくとも今日は。

家のことを見直してみたよ(トイレ編)

ある9月の朝、突然トイレのリモコンが効かなくなりました。INAXのウォシュレットのトイレでタンク横のつまみを操作すると流れるのですが、壁にあるリモコンの操作ができなくなったのです。電池を変えても変化はなく、本体の電源を入れ直しても変化はなく、ウェブでマニュアルを探し、そこに書いてあった隠しコマンドの「止める・おしり・ビデボタン同時押しリセットの術」を使っても変化はなかったので、カスタマーサービスを呼ぶことにしました。

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運よく近くで作業をされていたそうで1時間ほどで到着して即座に直してくれました。基盤まで壊れていたら部品代だけで2万円を超えるけれど、今回はリモコン受信部の経年劣化だとのこと。たかがトイレ(失礼!)に基盤!とも思いましたがだまっていました。ついでだからと給水タンクのパッキンも劣化しているからと交換してくれ、2階のトイレも交換すると手間賃がかかってしまうからと自分で替えられるように交換の仕方を見せて教えてくれて、2階のトイレ用にパッキン部品代の660円で分けてくれ、シュッっと爽やかに去っていかれました。

カードが使えないとのことで後日コンビニ払いの請求書が送られてきましたが13178円!

前もって聞いてはいたけれど13178円!!

なんて月だ!

家のことを見直してみたよ(和室編2)

先日、回収されたふすまがキレイになって帰って来ました!ビフォーを撮り忘れたのですが今朝アフターを撮りました。

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たった一晩で引っかかれてる!

お分かりになりますでしょうか、たった一晩で引っかかれているのを。さすが猫の爪が通りにくいふすまですね!この程度で済んでよかったよかった泣。

日が変わって今朝は畳を回収してもらう日で、約束の時間に営業の女性と畳職人さんの男性の方が来られました、が、その作業が早い早い!ものの40分ほどで6畳が終わってしまいました。ほとんど荷物は片付けていたとはいえタンスと収納棚が残っていたので、移動させるの作業を一緒にやらせてもらう気満々だったのですが、営業さんといろいろ話しているうちにあっという間に家具の移動・畳の搬出が終わってしまいました!

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畳の下から出現したアナ

畳を移動させた後の床にふたが出現し、それを剥がすと穴が出現しました。高橋さん(前述)が掘りごたつを作ろうと思ったのでしょうか。実は掘りごたつは私の夢でもあったのでさっそく見積もりをお願いすることにしました。実現するといいな。

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心療内科のデイケアに行き始めたよ

9月21日

デイケアに行き初めてようやく1ヶ月になりました。定期的に通ってリズムを掴もうと思ったので、毎週火曜午後のヨガのプログラムに登録したのです。メンバー固定なのでなかなか休みにくいという適度なプレッシャーがあってまあまあ継続して通えるようになって来ました。13時スタートなので12時6分のバスに乗り、デイ最寄りバス停に12時25分ごろに着き、セブンでアールグレイを買って、デイに着いて12時40分ごろです。知っている顔があればちょっと話しかけてみたり、あ、僕にもようやくおなじみさんというか話しかける相手ができました。ヨガ自体はこれでけっこう本格的で、デイフロアの椅子机を片付けてブロックマットを並べた上にヨガマットを敷くので準備に結構な手間と時間がかかり30分くらいかかります。それがめんどくさくていやでいやで休んだこともあったのですが、その準備と後片付けと掃除も社会復帰への訓練かと思うようになりました。

メンバーは10人前後でちらほら休んだりする人もいるみたいです。ヨガ自体はきついポーズとかを取るのではなく基本あぐらで、左右に揺れたりゆっくり体を回したり、呼吸に重点を置いたかんじのいい意味でゆるいヨガで楽です。1時間半くらいやって3時前くらいで終わりです。終わったあとはマット系を片付けて掃除なのですが、片付けや掃除は動ける人動きたくない人は机に突っ伏していることもありますがそれを責めたりすることもなく、できる人ができることをやるという感じが学校とかと違うところですかね。

ぼくはトイレ掃除とかが好きなので流せるシートで便器や床や洗面を拭いたりすることが多いです。人手は多いのでその間にみんながマット類の片付けをしてくれていることが多いです。終わったあとは帰りの会てきなやつで、ひとりひとりその日やったことをひと言ふたこと発表して、その日は帰ることになります。

全て終わってロッカーからカバンを出し、椅子に座って帰りのバスを調べているとなかなか帰ろうとしない人の会話が聞こえて来ました。「家に帰ってもひとりだし、疲れちゃいますよねえ」「ここに来ても疲れるし、家にいても疲れるし・・・ははは」と。

とてもわかる気がしました。自分はたまたま一緒にいる家族がいるけれど1人で暮らしている人なんていっぱいいるだろうし、もっというと状態が悪すぎて心療内科に受診するために家を出ることもできない人もいるだろうし、心療内科に受診はなんとか来れてもデイケアなんてハードル高すぎるよと思っている人もいるだろうと。自分や自分の家族もかつてはそうだったので、とてもよくわかりました。うちも離婚しかけたこともあったし、たまたま今が安定しかけているだけであって、本当にひとりじゃないのはたまたまだなあと思いました。デイケアに来られている人はそれだけでもがいている人たちで、自分もそのひとりなんだと思いました。結局ちょうどいい時間のバスはなくトボトボと駅まで歩いて帰りましたとさ。

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