休職中ケアマネのゆるい暮らし

46歳男性既婚ケアマネがいろいろあって適応障害の診断を受けて仕事を休んで家にいる日常を綴ります。男性でそこそこがんばってきて、そこそこの年齢で、いったん立ち止まった人と共感できればいいなと思います。

18きっぷの前に

ストリップって行ったことありますか?僕はあります。

きっかけは当時大好きだったAV女優の美都聖奈さんが新宿TSミュージックに出演されることを知り、どうしても見に行きたくなったからです。

いや、めっちゃ怪しいですね!建物とか!雰囲気とか!

入るかどうか決めるのに結構時間かかりました。建物は歌舞伎町の雑居ビル?の2階とかだったと思いますが、わざわざ新宿くんだりまで来て入るかどうか躊躇するとか自分のヘタレっぷりにビックリですよ結局入りましたが。

時間はお昼の12時過ぎで、13時開演だった気がします。入場料は早い時間だったので割引が利いて4000円、窓口で支払う時におじさんに「だれ見に来たの」と聞かれ面食らいながらも美都聖奈さんです、と答えるとチェックしているようでした。鉄の扉を開いて中の様子はというとプラスチックのイスが舞台をを囲むように配置してあって、映画やなんやらで見た通りの光景です。先客のおじさんがコンビニで買ってきたっぽいおつまみやらビールやら飲んでて、ブラウン管テレビで無修正のAVが流れてて、開演前のひとときをそれぞれのやり方で過ごしていました風俗の待合室と同じ空気でした!

ショーはだいたい1人3曲くらいずつ音楽に合わせて舞台上で踊り、一曲目は服を着たまま、二曲目で服を脱ぎ三曲目で下着を脱ぎ四曲目は随所に決めポーズ満載の満開タイムという流れでした。

とにかく女性の体は美しく、肌もきれいで、大きいおっぱいも薄いおっぱいも、細い腰もふくよかな体も、とにかく女性の体は美しい、ほんと見せてくれてありがとう!という言葉しかでてきません。

客の中には踊りに合わせてタンバリンをたたく人、リボンを投げる人、手拍子をたたく人など常連さんやら踊り子さん付きのファンの人やら役割がいろいろあるようで、コミュニティというか伝統文化というか異世界というか、異世界が一番しっくりきますかね。

普通のビシッとしたおじさんが真面目な顔して女性の隠部を見ているのって、なぜかかっこよかったです。

男ってどうしても女性が必要だし、女性の体を見たいし、触れたいし、いろいろしたい欲があって、それを丸出しにしたあからさまにした男の姿って、恥ずかしくもあり、でも見たいし、休みの日に電車に乗って女性の体を見にわざわざ新宿まで来るって、やっぱり恥ずかしくて、どこか哀れで、でもかっこいい。言語化できてませんね。

ちなみにその日から美都聖奈さんを追って大和ミュージックに行ったりしましたが、いろいろ調べるにつれ関東圏ではまだストリップ劇場はいくつかありますが、広島やらなんやらは閉館したりとかオリンピックやコロナ禍もあり厳しい状況であるようです。

柳ヶ瀬ブルースで有名な岐阜柳ケ瀬は周りは寂れた昭和の歓楽街で、昼間は人っ子ひとりいないところなのですが、柳ヶ瀬にあるストリップ劇場まさご座の建物の中はなんと8割がた埋まっており驚いたことがあります。やっぱり入るのに躊躇して誰もいない路地を行ったり来たりして意を決して建物に入ったところ、昭和の戦士たちでいっぱいで、なんとも言えない連帯感というか同じ美を理解する同志というか、ああみんなわかってるな、っていう感じでした。内装や独特の座席も含めもう一度行ってみたい劇場の1つです。

最近は浅宮ちなつさんを観に5年ぶりくらいに新宿に行ってきました最高。

とにかく推しは推せるうちに推せ、諸行無常という言葉は真理だと思います。