休職中ケアマネのゆるい暮らし

46歳男性既婚ケアマネがいろいろあって適応障害の診断を受けて仕事を休んで家にいる日常を綴ります。男性でそこそこがんばってきて、そこそこの年齢で、いったん立ち止まった人と共感できればいいなと思います。

マイナンバーカード

高齢の両親(アラ’80)がマイナンバーカードを欲しがりました。

お目当てはそれにともなってもらえるマイナポイントのようです。

マイナポイントというポイントはないんだよ、と説明しても理解してもらえずとりあえず一人二万円ずつポイントがもらえる、と思っているようです。

とてもとてもめんどくさかったので、申請手続きを手伝う(ほぼ代行だけど)代わりにポイントを私に下さい、ということで勉強がてら手伝うことにしました。

とはいえマイナポイントでもらえる電子マネーは家族で合算などできませんからどうしたものかと考え、合算ができるJALANAのマイルに交換できるポイントでもらうことにし、いろいろ調べたところJALは2023年4月に大きな料金体系の見直しを予定していて「おともdeマイル」サービスの廃止が決まっていたので、ANAのマイルでもらうことにしました。

両親ともにANAのマイル口座は若い時から持っていましたので、とにかくマイナポイントでもらえるポイントの中でANAマイルに有利に交換できるポイントを探す作業をはじめました。

いろいろごちゃごちゃは割愛しますが三井住友ANAカードの一般カードのVポイントでマイナポイントをいったん受け取り、VポイントをANAマイルに交換する際に別料金を支払うと1Vポイントが2ANAマイルになる、という驚異のレートを見つけました。

ここまでたどりつくのに一週間くらいかかっています。もう2万ポイントでも2万円でももらっても請け負うのは嫌だという気分になっていましたが今更投げ出すことはできませんので箇条書きにします。

・ポイント受け取り用の三井住友ANAカードを父・母それぞれが主会員としてつくる

マイナンバーカードを申請し、受け取る

・マイナポイントを三井住友ANAカードのVポイントで15000ポイント受け取る

・三井住友ANAカードで20000円使い、さらに5000ポイント受け取る

・受け取った合計20000ポイントをANAマイルに交換する

ANAマイルを使って旅行に行く

もうね、ここまで調べるのも大変だし箇条書きにするのも大変だし、いったい僕はなにをやっているんだと。これを考えたお役所も大変だしカードを作りポイントに交換する我々も大変だし、ここまでして20000ポイントほしいのかというと、どうせマイナンバーカードを作るなら欲しい、という結論になります。みんなそれでうごいているんですよね。

実際にわが町のマイナンバーカード受け取り会場に行くと阿鼻叫喚ですよ。スマホで手続きを完結できないけれど20000ポイントほしい層の方々がわんさか押し寄せて、窓口の手続き180分待ちとかになっているわけですよ。駅前の一等地のビルのワンフロアを借りて、受け取り会場をわざわざ作って、スマホで顔写真が撮れない方々用の写真撮影ブースやら手続きの説明要員やらばっちり用意されており、どんだけ予算かけているのか想像するだに恐ろしい光景でした。それもこれもぜーんぶ税金ですよね。

私はどうしても待ちたくなかったし、高齢の両親を受け取り会場に連れて行くのも嫌だったので、いったん自宅に引き返し電話で役所に問い合わせたところなんと秘密のキーワードを教えてくれました。

・秘密のキーワード「新型コロナ感染予防のため外出自粛中」と受け取りカードに書く

・受け取りに来る人と受け取りを依頼する人、それぞれ2種類ずつ写真付き身分証明書を窓口で提示する

この条件を満たせれば代理受け取り可、だそうです。そんなことどこにも書いてませんよね。原則本人受け取りだけれども例外は必ずある、ということでなんですね。ザ、お役所仕事ってかんじ。でもここまでやるから代行業者が入り込むのを防げているので、必要なことなんですよね。

とにかく秘密のキーワードと条件を聞き出せたので父と母と私のそれぞれパスポート3通と運転免許証3枚をもって無事に代理受け取りをして参りました。

とにかく9月中に(今年中まで延長されましたが)マイナンバーカードの申請を済ませてしまえば今年中にカードを受け取り、ポイントも受け取ることができる、とのスケジュールで事業はすすんでいるようです。これからポイント受け取りの作業が残っていると考えると、もうだいぶうんざりですが、やるしかないようです。