休職中ケアマネのゆるい暮らし

46歳男性既婚ケアマネがいろいろあって適応障害の診断を受けて仕事を休んで家にいる日常を綴ります。男性でそこそこがんばってきて、そこそこの年齢で、いったん立ち止まった人と共感できればいいなと思います。

夢がかなった日

4月11日(月)

今日は長年の夢がかないました。

自宅外構のリフォームを先月28日から始めていたのですが、それが完了したのです。

築37年の家を14年前に購入し、購入時に内装は大リフォームしたのですが、当時は外構まで手が回らず、満を持しての外構です。

前の持ち主の意向が強く反映された庭まわりと門扉と玄関周りの古くなってバキバキになったタイルの張替えが主な作業でした。

リフォーム業者は知り合いがいなかったので、お互い変なことができないように自宅近くに会社を構えるところから選び、ホームページを見て何軒か見積もりを出してもらい、結局は第一印象で決めました。

茶髪で長髪を後ろでくくったいかにもな感じの職人さんで、私より少し年下でしたが、独立してひとりでリフォーム会社をやっている関西のにいちゃんでした。

打ち合わせ時からコミュニケーションを密に取り、こちらの意向を汲んでくれる印象で、タイルや門扉など資材はこちらがある程度用意し、実際の作業は職人さんがやってくれる、という形で作業を進めていきました。

リフォームなんて人生でそうあることではないので、こちらはお金を出してあとはリフォーム会社がやってくれるものだと思っていましたが、実際に職人さんと一緒に資材を仕入れに行くことで自分の希望も伝えやすかったし、結果的に満足度も高くなったと思います。

自宅を買った2008年時点では、庭には一面レンガのタイルが敷き詰められており、それが古く黒い苔がついたりしていやでいやで仕方なかったので、それを剥がして捨てるにしても一枚7kgのタイルが400枚あり、それだけで3トントラック一台分になるので、産業廃棄物として捨てるのひとつでもいろんな業者があり、それぞれ値段が違ってくるということを知りました。

タイルを剥がしたあとの土をならし、一面に除草剤を撒いて除草シートを敷き、その上から敷く玉砂利の量も膨大で、当初の見積もりの10kg入りの袋140袋では足りず、結局240袋ほど必要になりました。ホームセンターと自宅の間を6度も7度も往復し、2袋づつ自分の肩に乗せて下ろし運び、カッターで開けて庭に撒く作業を毎日毎日していくうちに、段々と自分の庭になっていく気がしていました。

そうやってようやく思い通りのイメージに近づいた庭は明るく元気の出る空間で、思わず大の字になって寝転びました。ああ、休職中だけど幸せだなあ、と思いました。頭が空っぽになって、そう思いました。

幸せだなあと思えることって本当に久しぶりで、またときどき、ヨメのいない時に砂利の上に大の字になって、幸せをかみしめようと思いました。