休職中ケアマネのゆるい暮らし

46歳男性既婚ケアマネがいろいろあって適応障害の診断を受けて仕事を休んで家にいる日常を綴ります。男性でそこそこがんばってきて、そこそこの年齢で、いったん立ち止まった人と共感できればいいなと思います。

体のことを見直してみたよ(歯)

せっかくの休職期間なので、こんなにまとまった時間は取れないと思い歯科に行って来ました。以前よりわたしは寝ている間の歯の噛み締めが強いらしく、右下の奥歯がわずかですが揺れており、今後年齢と共に歯茎が下がって来た時に抜けやすくなるので、今できることとしてはマウスピースを作り、夜寝るときはそれをはめて寝てはどうかと言うアドバイスを以前から頂いていたのです。頂いていたのですが人間もう歯が痛くて生活がどうにもならないとか切羽詰まらないと動きませんから今日まで延ばし延ばしにしていたのですが、歯を失って食の楽しみを失うのはどうしてもイヤなので、これを機にマウスピースを作ってしまうことにしました。

私が通う歯科は自宅から最寄りであることが選定理由だったのですが、全くたまたまなのですがほかの歯科医院の歯科医師が研修に来るような大変優秀な歯科であるらしく、HPを見ても「アクセス」のところに「最寄りの駅から」の一般的な地図の他に、「最寄りのICから」の道路地図、「最寄りの新幹線駅から」の路線図、果ては「羽田空港から」「成田空港から」と、それ需要ある?と聞きたくなるような「アクセス」の充実っぷりなのでした。

受診時にその「アクセス」の充実っぷりについて受付で伺ってみると、「海外の駐在員さんが帰国したときに来られることがあるから」という至極真っ当な返答が得られ、本当に空港からのアクセスの需要があることが判明し、少しでも需要の有無を疑った私は心の中だけで謝罪したのでした。

ここの歯科医院の優秀さは数年前に親知らずを抜いた時の痛くなさっぷりから十分認識しており、今回のマウスピースを作るときも型取りで一度、完成して装着で一度、実際に1週間使ってからの調整で一度、ときっちり三回で勝負を決めてくる鮮やかさで、フィット具合もバッチリでマウスピースの扱い方の説明やら歯の磨きかたの指導やらも懇切丁寧で今後の私の歯科生活?も充実したものになりそうでした。

マウスピースをはめた状態での睡眠はけっこううっとうしいもので、不要なら使いたくないものです。口の中に異物があるわけですから慣れるまでけっこうかかりましたが、信頼する例の歯科が言うことですから、年齢を重ねても歯が使えるように今も渋々使っています。使い終わったら朝、流水で流してから入れ歯ケース状のものに入れ、消毒の泡をかけて終わりなのでお手入れ自体はそんなに手間はかかりません。

ただ例の歯科はとても時間に厳しく、完全予約制なのです。コロナ禍前から飛び込みは受け入れていないようです。その変わりうっかり予約飛ばしを防ぐため前日にSMSで予約確認のメッセージが入ります。あと予約の時間は呼ばれる時間なので、例えば11時予約なら11時までに車を駐車場に入れ、受付に診察券を提出し、待合室で座っている必要があるのです。11時に診察室のドアが開いて名前が呼ばれる、と言うわけなので当日は朝から油断ができません。待つ、ということがとても少ないのです。やはり世界中から患者がくる歯科はちがうなあ、といつも来るたびに思い家路に着くのでしたできればあんまり来たくはないですが。